当社のシステム開発者が業界などについて、思うままに書いています。

あり得ない程の進歩

19795年にNECがPC8001を発売しました。日本で初めてのパーソナルコンピータ(実際は・・・)という触れ込みでした。 当時の価格が何と168,000円! メモリはたったの16Kでした。画面解像度は160x100 pixでした。 外部記憶はフロッピーディスクで20-40万円もしました。しかも1Mしか容量がありませんでした。 ディスプレイもブラウン管のカラーの場合20万円くらいだった記憶があります。 それでも、当時は最強のPCと言われ大歓迎され25万台も販売されました。...

幼稚園児が100人集まると数学が解けるか?

システム会社で一番お金がかかるのは何だと思われますか? その通りです! 人件費なのです。 他の業界よりも幾分人件費は高いですが、それでもそのスキルを得るまでの膨大な時間と労力を考えると見合ったものとは言えません。 ただ、能力のない社員が沢山いても、高レベルのシステム開発ができるわけではありません。 幼稚園児が100人いても高等数学が解けないのと同じです。 いいかえると、優秀な人材が少数いれば素晴らしいシステムが短期間で開発できるという事です。...

大手システム会社は手配師?

大手システム会社は手配師?と思う箏がありました。 大きな作業を請け請け負ったが人手が足らないとわかると、外注会社に作業を依頼することが多々あります。 出来上がってきたシステムは当然のように自社製品として納品します。 悲しいのは、報酬の取り分ですが、外注会社は受注額の1/2~1/10程度になってしまいます。 外注を受けた会社は人手が足らないと、さらに外注に・・・。 救われないのは、弱小システム開発会社の社員です。 膨大な作業を安い賃金でコキ使われ続けるのが現状です。 現代の女工哀史でしょうか?...

看板代?

前回、大手システム会社のシステム開発作業の受注額が高過ぎるとお伝えしました。 お客様は、大手システム会社の看板に安心し、高額な支払いをしているのかと思っています。 作業内容は一般のシステム会社と何ら変わりません。 ただ、大手システム会社の看板があるというだける理由で高額な支払いも不思議と思わない風潮があるような気がします。...

あまりの暴利!

私は超大手のシステム開発会社に勤務していました。 お客様は某超大手のN〇Tでした。そこでの仕事は詳しくはお伝えできませんが、5人でグループを組んで開発に当たりました。 さほど難しい作業ではありませんでしたので、1年で作業は無事完了しました。 さて、その作業の受注額ですが〇億円と聞いてビックリした事があります。 お客様のN〇Tとは長い付き合いなのは知っていましたが、あの程度の作業で〇億円はあり得ないです。 技術者のレベルはさほど高いとも思われず、一般のシステム会社と大差ありません。...