慣用句(ことわざ)SAYING
慣用句を集めてみました。 中学レベルです。 どのくらいできますか?
( レベル1 ) ( レベル2 ) ( レベル3 )
- ( レベル1 )
-
- あいたロがふさがらない
- 相手の態度や行為にあきれかえって、ものも言えない
- 青菜に塩
- 元気が無くしょんぼりしている様子
- あごで使う
- いばった態度で人に仕事をさせる
- あごを出す
- ひどくつかれる
- 足が出る
- 決められていたお金では足りなくなること
- 足が棒になる
- 歩き回って、足がひどくつかれる
- 足もとを見る
- 人の弱いところにつけこむ
- 足を洗う
- よくない仕事からはなれ、まじめな生活を始める
- 頭が上がらない
- 相手のほうが力が上で、いばれない
- 頭かくしてしりかくさず
- 一部だけかくして全部かくしたつもりになっているおろかさ
- 頭が下がる
- 感心し、尊敬する気持ちになる
- 後の祭り
- 時機を失ってしまうと、なんの役にも立たないこと
- 油を売る
- むだ話などをして仕事をなまける
- 油をしぼる
- 過ちや失敗をきびしくせめる
- 雨降って地固まる
- もめごとがあった後、かえって物事がおさまってよくなること
- 息をのむ
- おどろいて、はっとする
- 石の上にも三年
- がまんしてじっとしんぼうすれば、きっと、最後には成功する
- 石橋をたたいてわたる
- 非常に用心深いことのたとえ
- 急がばまわれ
- 急ぐと失敗が多いから、遠回りでも安全な道を行ったほうが、結局早くなる
- 一目置く
- すぐれた人に対して敬意をはらってえんりょする
- 一笑に付する
- 笑って相手にしない
- 馬が合う
- おたがいに気が合う
- 馬の耳に念仏
- いくら言っても効き目がない
- 瓜のつるに茄子はならぬ
- ふつうの親からはいきなりすぐれた子は生まれない。血すじは争えない
- 親の心子知らず
- 親が子を思う愛情をわからず、子は自分勝手なことをするものだ
- かえるの子はかえる
- ふつうの人の子は、やはりふつうの人でしかないということ
- 顔が広い
- 多くの人に知られている
- かたずをのむ
- 物事がどうなるかと心配して、じっと見つめる
- 肩を持つ
- 味方になって助ける
- かぶとをぬぐ
- あやまる。こうさんする
- かわいい子には旅をさせよ
- 子どもがかわいいのなら、手もとにおいてあまやかさず、世の中に出して苦労させよ
- 聞き耳を立てる
- いっしょうけんめいに注意して聞こうとする
- 九死に一生を得る
- ほとんど助からないと思われるときに、きせき的に助かる
- 気をもむ
- 心配してやきもきする
- ロ車に乗る
- うまい話し方にだまされる
- ロをとがらせる
- 不服そうな顔をする
- 首をかしげる
- ふしぎに思って考えこむ
- 光陰矢のごとし
- 月日が、矢が飛ぶように早く過ぎてしまうことのたとえ
- 郷に入っては郷にしたがえ
- その住む土地の習慣にしたがって生活するのがいちばんよい
- ころばぬ先のつえ
- 失敗しないように、はじめからしっかり用意しておくこと
- 猿も木から落ちる
- どんなに上手な人でも、時には失敗することがある
- 舌を巻く
- たいへん感心しておどろきあきれる
- しのぎをけずる
- 同じくらいの力のものが、はげしく争う
- 朱に交われば赤くなる
- 普段つきあっている友達によって、良くも悪くもなる。友達を選ぶことは大切の例
- 過ぎたるは及ばざるが如し
- 何事も程度をこすのは、足りないのと同じてよくない
- すずめの涙
- ごくわずかなもののたとえ
- 図に乗る
- いい気になる。つけあがる
- 背に腹はかえられぬ
- 大事なことのためには、少しぐらい困ることかあってもしかたがない
- 船頭多くして船山に登る
- 指図する人間が多いと、意見がばらばらになって、目的と違った結果になる
- 高をくくる
- たいしたことはないと、ばかにしたり、みくびったりする
- 立つ瀬がない
- 自分の立場がない
- 立つ鳥あとをにごさず
- 立ち去るとき、あとしまつをよくする
- 立て板に水
- なめらかにすらすらと話すようす
- 手が上がる
- うでまえが上達する
- 手塩にかける
- 心をこめて世話をし、大切に育てる
- 手を焼く
- しまつにこまって、もてあます
- 出る幕がない
- 自分がそこに出て力をふるう機会がない
- とびがたかを生む
- 平凡な親からすぐれた子を生むことのたとえ
- 虎の子
- とても大切にしまってあるお金や品物
- どんぐりの背比べ
- みんな同じようで、飛び抜けてすぐれた者がいないこと
- 情は人のためならず
- 人に親切にしておけば、やがては自分のところにいいことがめぐってくる
- 涙をのむ
- 残念な気持ちをこらえる
- 習うより慣れろ
- 教えられるより、自分で何度もやってみて慣れたほうが、よく物事をおぼえる
- 猫に小判
- りっぱなものでも、値打ちを知らない人に
は何の役にも立たない
- 猫の額
- 場所がとてもせまいことのたとえ
- 根も葉もない
- なんの根拠もなく、でたらめなこと
- 咽元過ぎれば熱さ忘れる
- 苦しくつらかった経験も、過ぎてしまうとすっかり忘れてしまう
- 背水の陣
- これ以上あとにさがれない状態で、全力を
つくすこと
- 歯が立たない
- 相手と力が違いすぎ、とてもかなわない
- 鼻が高い
- 得意になっているようす
- 鼻であしらう
- 相手を軽くみて、いいかげんに扱う
- 鼻にかける
- じまんしていばる
- 鼻を明かす
- いい気になっている相手をだしぬいて、あっと言わせる
- 歯にきぬ着せぬ
- 思っていることをそのままはっきり言う
- ( レベル2 )
-
- あいづちをうつ
- 相手の話に調子を合わせて、受け答えをしたり、うなずいたりする。
- 青息といき
- 苦しく、困った状態。
- 青すじをたてる
- 腹を立ててかんかんにおこる。
- 青菜に塩
- 元気がなくしおれること。
- あぐらをかく
- いい気になって、のんびりしている。
- あげ足をとる
- 相手の不注意な発言をとらえて責めたり、からかったりすること。
- あごが落ちる
- たいへんおいしいこと。
- あごで人を使う
- いばって人を使う。
- あごを出す
- 大変つかれている様子。
- 朝飯前
- たいへんたやすいこと。
- 足が出る
- 予算をこえること。ぼろが出ること。
- 足が棒になる
- 歩いてたいへんつかれる。
- 足にまかせる
- あてもなく歩きまわる。
- 足もとに火がつく
- 自分に危険がせまる。
- 足もとへよせつけない
- とても強い。
- 足もとを見る
- 人の弱みにつけこむ。
- 足をうばわれる
- 乗り物が動かないので、行動できない。
- 足をとられる
- 動きがとれなくなる。
- 味をしめる
- 一度良い目をしたことが忘れられないで、
いつもそうだと思う。
- 頭が上がらない
- 人の権力におされて、対等になれない。
病気で起き上がれない。
- 頭が下がる
- 感心して、しぜんにうやまう。
- あてがはずれる
- 見こみどおりにならない。
- あとの祭り
- 時期が遅れてしまって、どうにもならない
- 跡(あと)を引く
- その状態が長く続く。未練が残る。いつまでも名ごりがつきない。
- 穴があったら入りたい
- はずかしくてしかたがない。
- 穴のあくほど見る
- じっと見つめる。
- 油を売る
- むだ話などをして、仕事をなまける。
- 油をしぼる
- あやまちや罪をきびしく責めたてる。
- 油がのる
- 調子が出てはかどる。
- あらしの前の静けさ
- 事件の起ころ前のぶきみな静けさ。
- 息が合う
- 調子や気分がぴったり合う。
- 息が切れる
- ものごとの途中で弱ってしまう。
- 息を殺す
- 息をつめて、じっとしずかにしている。
- 息をのむ
- 思わず息をとめる。ハッとする。
- 石にかじりついても
- どんなに苦しい思いをしても、がまんをして。
- 板につく
- よくなれて、ぴったりとする。
- 一から十まで
- 何から何まで。
- 一挙両得
- 一つのことをして、同時に二つ利益を得ること。 =一石二鳥
- 一言半句
- はんのわずかな言葉。
- 一石二鳥
- 一つのことをして、同時に二つの利益を得ること。 =一挙両得
- 一日千秋の思い
- 非常に待ちどおしく思うこと。
- 一日の長
- 少しだけ経験が多く、よく知っている。
- 一も二もなく
- いやおうなしに。すぐに。
- 一夜づけ
- にわか勉強。
- 犬とさる
- 仲が悪いこと。
- いばらの道
- 非常に困難が多いこと。
- いもを洗う
- 多くの人でこみ合うこと。
- 色を失う
- おどろいて、顔色が青くなる。
- 浮き足立つ
- 逃げ腰になる。
- うしろ髪をひかれる
- あとのことが心配で、心が残る。
- うしろ指をさされる
- かげで悪口を言われる。
- うそから出たまこと
- うそのつもりであったことが、偶然にも真実となること。
- うそも方便
- うそも、物事のなりゆきによっては、必要
な場合もある。
- うでがなる
- 腕前を見せたくて張り切っている。
- 腕によりをかける
- 充分に準備をしてはりきる。
- うでをあげる
- うまくなる。上達する。
- うどの大木
- からだが大きくても、何の役にもたたない
- うなぎのぼり
- 勢いよく、どんどん上がる。
- うの目たかの目
- 注意を集中して、熱心にさがすこと。
- 馬が合う
- 気が合う。
- 馬の耳に風
- 人の注意を平気できき流す。
- 裏をかく
- 相手のねらいをくじく。
- うり二つ
- 二つに割ったうりのように、よく似ている
- うわの空
- 他のことに心がうばわれて集中できない。
- 運を天にまかせる
- なりゆきにまかせる。
- えびでたいをつる
- わずかなものを使って、値打ちのあるものを手に入れる。
- 縁の下の力持ち
- 表面にあらわれない所で苦労や努力する。
- お茶をにごす
- いいかげんにその場をごまかす。
- 音に聞く
- 名高い。
- おにに金棒
- 強いうえに、もっと強くなる。
- おにの首をとったよう
- 大てがらと喜ぶこと。
- おはちがまわる
- 順番がまわってくる。
- 折り紙をつける
- たしかであると保証する。
- 恩をあだで返す
- 恩を忘れて、ひどいことをする。
- 顔が広い
- いろいろな人を知っている。よく知られている。
- 顔から火が出る
- とてもはずかしい思いをする。
- 顔にどろをぬる
- はじをかかせる。
- 顔をたてる
- 相手の体面をたもつようにする。
- 陰になりひなたになり
- こっそりと、あるいは、おもてだって
- 肩で風を切る
- いばって歩く。
- 肩をならべる
- 同じような勢いや力をもつ。
- 肩をもつ
- ひいきをする。
- 角がたつ
- 事があらあらしくなる。
- かぶとをぬぐ
- こうさんする。
- かゆい所に手がとどく
- 細かい点に気がついて、充分にゆきとどく
- からすの行水
- ふろを簡単にすませること。
- 気が気でない
- 心配していらいらする。
- 気がとがめる
- うしろめたい思いをする。
- 気をとられる
- 他のことに注意がむいてしまう。
- 木で鼻をくくる
- たいへん無愛想なこと。
- 木に竹をつぐ
- ものごとのすじ道がとおらないこと。
- きもが太い
- ずぶとい。少しのことではおどろかない。
- きもに銘じる
- 深く心に感じて忘れない。
- きもをつぶす
- たいへんびっくりする。
- きもをひやす
- ぞっとする。
- 漁夫の利
- 第三者が利益を横どりすること。
- 口が重い
- 言葉数が少なく、あまりものを言わない。
- 口車に乗る
- うまく口先だけのことばにだまされる。
- くちばしを入れる
- わきから口を出す。
- 口火を切る
- きっかけをつくる。
- 口を切る
- はじめに話す。
- 口を割る
- かくしていたことをしぶしぶ話す。白状する。
- 首をつっこむ
- 自分からそのことに関係する。
- 首を長くする
- 待ちこがれる。
- 雲をつかむ
- とらえどころがないようす。
- くもの子を散らす
- 多くのものがちりぢりに逃げる。
- 蛍雪の功
- 昔の人が、蛍の光や窓の雪の光て勉強したということから、学問に努力すること。
- 黒白を争う
- 正しいかどうかを論議する。
- 心にかける
- 心にとめて心配する。
- 心をおににする
- 相手のために、わざと厳しくする。
- 心をくむ
- 人の気持ちを思いやる。
- こしが低い
- 人にへりくだる。
- こしを折る
- 途中でじゃまをする。
- こしをぬかす
- ひどくおどろく。
- ことばをにごす
- あいまいに言う。
- 五分五分
- たがいに勝ち負けがないこと。
- さいはいをふる
- さしずをする。
- さじを投げる
- 医者が病人を見はなす。あきらめる。
- 座が白ける
- その場の気分がさめて、おもしろくなくな
る。
- 舌をまく
- たいへんにおどろく。
- しっぽを出す
- ごまかしが見つかる。
- しっぽをつかむ
- 隠しだてをしていたことを見ぬく。
- しびれをきちす
- 待ちどおしくて、がまんができない。
- 知らぬが仏
- 知らないので平気でいられること。
- 白羽の矢が立つ
- たくざんの中から、とくにみこまれて
選び出される。
- しり馬に乗る
- かるはずみに人にしたがう。
- 白い目で見る
- 冷たい目、好意のない心で見る。
- せきを切る
- ものごとが一時にどっとおこる。
- たいこ判をおす
- 絶対まちがいないと保証する。
- たかをくくる
- ばかにする。みくびる。
- 宝の持ちぐされ
- すぐれた物や才能を、うまく使わないこと
- 竹を割ったよう
- さっぱりしていること。
- 蛇足(だそく)
- よけいなもの。よけいなことをすること。
- たてをつく
- 反抗する。敵対する。
- 血の出るような
- 非常に苦しいこと。
- 力を落とす
- がっかりする。
- 力を貸す
- 手助けをする。
- ちょうちんにつりがね
- つり合わないことのたとえ。
- 月とすっぼん
- 二つのもののちがいの大きいこと。
- つむじを曲げる
- 気分を損ねて、ひねくれる。
- 手が切れる
- えんがなくなる。
- 手におえない
- もてあます。
- 手をやく
- しまつに困る。
- 時をかせぐ
- 時間を引きのぱす。
- どぎもをぬく
- ひどくおどろかす。
- とほうにくれる
- どうしていいかわからなくなる。
- 七ころび八起き
- 何回失敗してもくじけない。
- なみだをのむ
- 残念な気持ちをこらえる。
- 名を売る
- 有名になろうと、自分の名をひろめる。
- 名をなす
- 成功する。
- 二の足をふむ
- 気が進まず、ぐずぐずする。
- ねこに小判
- ねうちのあるものも、それを知らないもの
には、何の役にもたたない。
- ねこの手も借りたい
- たいへんいそがしい。
- 念には念を入れる
- 注意したうえにも注意する。
- のどが鳴る
- 食べたくてしかたがない。
- のどから手が出る
- ほしくてたまらない。
- 白紙に返す
- 最初の状態にもどす。
- 鼻が高い
- とくいになる。
- 鼻を折る
- 相手のじまんをくじく。
- 話に花が咲く
- 話しがはずむ。
- 腹をすえる
- かくごを決める。
- 腹を割る
- 心の中をすっかりうちあげる。
- はれものにさわる
- おそるおそるやる。
- ひざを進める
- 乗り気になる。
- ひざをまじえる
- うちとけて話し合う。
- 筆がたつ
- 文章をつくるのがうまい。
- へそを曲げる
- きげんを悪くする。
- 右に出る
- 他のだれよりもすぐれている。
- 水に流す
- これまでのわだかまりを忘れる。
- 水のあわ
- 努力がむだになる。
- 水ももらさぬ
- すき間がなく完全である。
- みそをつける
- しくじる。
- 三日ぼうず
- 長続きがしないこと。
- 耳が早い
- 人よりも早く聞きつける。
- 耳にたこができる
- 同じことを何度も聞いていやになる。
- 耳にはさむ
- ちょっと聞く。
- 虫が知らせる
- なんとなくそんな感じがする。
- 胸にきざむ
- 忘れないよう、しっかり覚えておく。
- 胸をおどらせる
- うれしくて心がうきたつ。
- 胸をなでおるす
- 安心する。
- 胸をふくらませる
- 心が楽しさでいっぱいになる。
- 目に入れてもいたくない
- たいへんかわいく思う。
- 目にもの見せる
- こらしめのため、ひどい目にあわせる。
- 目をぬすむ
- こっそりやる。
- 目を引く
- 人の注意をひきつける。
- 目先がきく
- 先を見通すことがうまい。
- めどがつく
- うまくいく見通しがつく。
- 焼け石に水
- いくら努力してもききめがない。
- やまをかける
- うまくいくことをねがってあてこむ。
- 油断大敵
- 気をゆるめるな。
- 指をくわえる
- 手が出せなくて、むなしく見ている。
- 横車をおす
- 無理だと知りながら、自分の考えをおしとおす。
- 横やりを入れる
- 横から口を出し、話のじゃまをする。
- 世に出る
- 出世する。
- 夜を日についで
- 夜も昼も続けて急いでやる。
- 弱り目にたたり目
- 運の悪いとき、悪いことが重なる。
- 論よりしょうこ
- いろいろと言い合うより、実際のしょうこを出したほうがはっきりする。
- 渡りに船
- ちょうどよい機会を得ること。
- ( レベル3 )
-
- 悪事千里を走る
- 悪いことは、すぐ知れわたってしまう。
- 悪銭身につかず
- 不正な方法で手に入れた金は、すぐ無くなってしまうものだ。
- 朝起きは三文の得
- 朝早く起きると、人より先に仕事ができるから、たいへん利益がある。
- 浅き川も深く渡れ
- 浅い川だとてゆだんせず、用心して渡れ。何事も注意深くやれ。
- 暑さ寒さも彼岸まで
- 春の彼岸がくると暖かくなり、秋の彼岸がくるとすずしくなるものである。
- 雨だれ石をうがつ
- 根気よく努力すれば、どんなことでもなしとげられる。
- 雨降って地固まる
- もめごとの起こったあとは、かえって前よりも落ちつく。
- ありの穴から堤もくずれる
- わずかな不注意から、大きな事故が起こる
- 案じるよりうむがやすし
- 前もって心配しなくても、やってみれば案外たやすくできる。
- 言うは易く行うは難し
- 口で言うだけならどんなことも言えるが、実行はなかなかできないものだ。
- 石の上にも三年
- 冷たい石も、三年もすわればあたたまる。何事もがまん強くやれば成功する。
- 石橋をたたいて渡る
- 物事は、十分に用心をしてからやらなければならない。
- 急がばまわれ
- 急ぐときには、近道をしないでまわり道を
するほうがかえって安全だ。
- 一事が万事
- 一つのことを見れば、全体がわかる。
- 一年の計は元旦にあり
- ものごとは、初めにしっかりした計画をたてるべきである。
- 一寸の虫にも五分のたましい
- どんな小さなものにも、それ相応のたましいがあるから、あなどってはいけない。
- 犬も歩けば捧にあたる
- 外を歩いていると、思いがけぬことに出会う。
- 命あってのものだね
- 命がいちばんたいせつである。
- 井の中の蛙大海を知らず
- 自分のせまい知識や考えにとらわれて、広い世界のあることを知らない。
- 言わぬが花
- 口に出して言わないほうが、かえってよい
- 魚心あれば水心
- 相手の出方によって、こちらもそれに対応する出方をする。
- うどの大木柱にならぬ
- 大きくりっぱに見えていても、本質がしっかりしていないと、役にたたないこと。
- 生みの親より育ての親
- 自分を生んだ親より、育ててくれた親のほうが愛情が感じられる。
- うりのつるにはなすびはならぬ
- よい結果を生むには、やはり原因がなければならないこと。(反対)とびがたかを生む
- うわさをすれば影がさす
- うわさをしていると、その人が思いがけなくやってくる。
- 江戸のかたきを長崎でうつ
- 思いがけない所や筋違いのことで、しかえしをする。
- 老いては子にしたがえ
- 年をとったら、若い人たちにまかせて、出しゃばらないようにしたほうがよい。
- おごる者は久しからず
- おごる者は油断をするし、人からにくまれるから、すぐに失敗するものである。
- 帯に短したすきに長し
- ものごとが中途半端で、役にたたないこと
- かい犬に手をかまれる
- 世話をしたり、かわいがったりしたものから害をうける。
- かせぐに追いつく貧乏なし
- よく働けば、生活ば必ず楽になる。
- 勝ってかぶとのおをしめよ
- 戦いに勝ったからといって、油断してはならない。次にそなえなければならない。
- かっぱの川流れ
- 泳ぎのうまいカッパでも流されることがある。油断をすると失敗する。
- かべに耳あり
- ひみつの話はたいへんもれやすい。
- 果報は寝て待て
- 幸運は、あぜらないで静かにそれがくる
のを待ちなさい。
- かめの甲より年の功
- 長年の経験は、とうといものだ。
- 枯れ木も山のにぎわい
- つまらない物でも、あるほうがないよりはよい。
- 可愛い子には旅をさせよ
- 愛する子どもには、いろいろな苦労をさせて、社会のことを知らせるがよい。
- きじも鳴かずばうたれまい
- よけいなことをしなければ、わざわいをうけない。
- 木によって魚を求む
- 方法がまちがっているので、求めても得られないこと。
- くさい物にふたをする
- 一時のがれの方法で、根本から改めようとしないこと。
- 口はわざわいの門
- うかうかしゃべったことが、とんでもないわざわいをまねくことがある。
- 苦しいときの神だのみ
- 普段、神様をおがむことのない人でも、困った時は、神や仏に助けを借りようとする
- 君子あやうきに近よらず
- 立派な人は、自分の身をつつしみ、危険なことや、危険な場所には近よらないものだ
- 芸は身を助く
- 一芸を身につけておくと、それで身をたて
ることもてきるし、生活の助けともなる。
- 光陰矢のごとし
- 月日のたつのは早いものである。
- 後悔先に立たず
- やってしまった後になって、あれこれとくやんでみても、間に合わないこと。
- 弘法も筆のあやまり
- すぐれた者でも失敗することがある。
=さるも木から落ちる=かっぱの川流れ
- ころばぬ先のつえ
- 前もって用心すること。
- 子を持って知る親の恩
- 親になって、はじめてわかる親の恩。
- さるも木から落ちる
- どんなにものごとのじょうずな人も、ときには失敗する。=かっぱの川流れ
- 三人寄れば文殊のちえ
- ちえのない者でも、三人で相談すればよい考えがうかぶ。
- 親しき中にも礼儀あり
- 親しい間がらでも礼儀を失ってはならない
- 失敗は成功のもと
- 失敗の原因を考えて、なおしてゆけば成功する。
- 朱にまじわれば赤くなる
- 人は友だちによって、よくもなり、悪くもなるということ。
- 人事をつくして天命を待つ
- 出来るだけのことはして、あとはなりゆきにまかせる。
- せんだんは双葉より芳し
- えらくなる人は、子供のころよりすぐれている。
- 船頭多くして船山にのぼる
- 指図する人が多くて、まとまりがつかず物事に失敗する。
- 千里の道も一歩より始まる
- 何事も手近なことからはじめるのがたいせつである。
- 大は小を兼ねる
- 大きいものは、小さいものの役めもすることができる。
- 立つ鳥あとをにごさず
- 立ち去る時に、後始末をよくすべきであるということ。
- ちりも積もれば山となる
- わずかなものでも、積み重なると大きなものになる。
- 出るくいは打たれる
- すぐれた人は、とかく人からにくまれる。
- 天は自ら助くるものを助く
- 人にたよらず、自分の力で努力する人が成功する。
- 灯台もと暗し
- 身近なことはかえってわかりにくい。
- 時は金なり
- 時間をむだにしてはならない。
- 所変われば品変わる
- 地方によって、言葉やならわしが違う。
- とらの威をかるきつね
- 強い者の勢いや力にたよっていばる者のたとえ。
- 泥棒をとらえてなわをなう
- その場になって、あわてて準備すること。
- どんぐりのせいくらべ
- どれもみな同じくらいで、とくにすぐれたものがないこと。
- 長いものには巻かれろ
- 強い者には、反対しないでしたがっておくほうがとくだ。
- 生兵法は大けがのもと
- 中途半端な知識は、かえって失敗のもとである。
- 二階から目薬
- あまりききめがないこと。
- 憎まれっ子世にはばかる
- きらわれ者のほうが、かえって世の中で勢いがよい。
- ねこに小判
- ねうちのあるものでも、使い方を知らないものには、役にたたない。
- 能あるたかはつめをかくす
- 実力のある人は、人前でやたらにそれをあらわそうとしない。
- 咽元過ぎれば熱さを忘れ
- 苦しかったことも、過ぎてしまえば忘れてしまうものだ。
- 火のない所に煙は立たぬ
- 原因がなければ、うわさがたつはずがない
- 百聞は一見にしかず
- 何度も人から聞くより、実際に自分の目で見ればよくわかる。
- まかぬ種ははえぬ
- なにもしないで、よい結果は得られぬということ。
- 負けるが勝ち
- 無理をして争うより、相手に勝ちをゆずる
ほうが、よい結果になる。
- 三つ子のたましい百まで
- 小さいころの性質は、いつまでも変わらないものだ。
- 無理が通れば道理が引っこむ
- すじ道の正しくないことが世間で行われるときは、正しいことが行われなくなる。
- 安物買いの銭失い
- ねだんの安いものは、えてして品物が安いから、かえって損である。
- 楽は苦の種 苦は楽の種
- 今、楽をしておけば、将来苦労があり、今、苦労すれば、将来楽ができる。
- 良薬口ににがし
- 人のいましめの言葉は、聞きづらいがためになる。
- 類は友を呼ぶ
- 似たものどうしは、自然に集まるものだ。
- 論よりしょうこ
- ものごとは、いろいろ言い合うよりは、実際のしょうこを出したほうがはっきりする
- 渡る世間におにはない
- 世間はそんな悪人ばかりでない。
- 笑う門には福きたる
- いつも明るい家庭には、自然に幸福がやってくる。